真空フライとは
フライ工程を行う缶内を減圧することで、水分の沸点を下げ、低温で原材料をフライする製法です。通常では、油温180℃が一般的ですが、真空フライ製法では70~130℃の温度帯で原料をフライします。
真空の特徴
①生野菜・果実をフライした場合、原材料の色素が残りやすい。(リンゴ・いちご・インゲン豆・ニンジン・パプリカ等…。)
②低温でフライする為、原材料に含まれる栄養素・ビタミンを比較的壊さず調理できる。(ゴボウ・玉ねぎ・インゲン・サトイモ等…。)
③低温真空フライ製法では、サクッとした軽い特徴的な食感に仕上がる。(パフィング効果)
④独特のクッキングフレーバー。(加熱香味)
⑤褐変を起こしにくい。
⑥油分が少なく仕上がるので、ヘルシーなフライ商品を作ることができる。
(ポテトチップス:約40% ・真空フライ:14~15%)
りんご
バナナ
さつまいも
※当社の真空フライ装置は,減圧下で油切りを行うのでくずれやすい材料でも真空フライが可能です。 (他社真空フライ装置の油切りに比べ,約1/2のGとなります。)
期待できる効果(通常のフライと比較して)
1.短時間で均一な製品を得る
2.含油率の減少
3.酸化安定性
4.歩留率の向上
5.素材の特徴の保持(色彩,味,風味が保存されます)
真空フライ商品化の適用方法
1.スナック食品
2.健康食品
3.珍味食品
4.菓子
5.インスタント食品
6.業務用素材食品
など様々な分野に適用が可能です。